大阪市にて、マイナンバーカードとスマホで特別特定給付金を申込んだ体験記

はじめに

私は現在大阪市に在住しています。 2020年5月12日に、タイトルの通り、特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関連)の申請をオンラインで行いました。 手続き開始から完了まで30分弱だったと思うのですが、準備の段階から終始ドキドキしっぱなしだったので、 感覚を忘れないうちに体験を記録しておこうと思います。

前提

  • 私は、自分、妻、子供2人の4人家族の世帯主です。
  • この記事を書いている現在、大阪市に在住しています。
  • マイナンバーカード(署名用電子証明書あり)を所持しています。

申請開始まで

令和2年4月20日、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」が閣議決定され、感染拡大防止に留意しつつ、 簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行うため、特別定額給付金事業が実施されることになり ました。

申請は郵送申請方式とオンライン申請方式があり、後者にはマイナンバーカードが必要、とのことでした。 私はマイナンバーカードを持っていたので、オンライン申請を行うことにしました。

申請開始時期は市区町村ごとに異なるとのことで、4月下旬から、私の住んでいる大阪市の申請開始はいつだろうと 日々 ネットニュース 大阪市のサイトを確認していました。

そして、2020年5月11日 9時より、大阪市のオンライン申請が開始されました。

申請時に必要なものの準備

オンライン申請をすると決めてから、必要なものの準備をしました。

クリックすると詳細を表示します。 - マイナンバーカード : これは、今回の申請とは全く関係なく、コンビニで住民票を発行したいと思って以前取得していたので、準備開始時点で手元にありました。 マイナポイント事業が広がるまでは住民票発行しか使い道はないかな、、と思っていたのですが、意外なところで使い道が現れました。

  • スマホ : オンライン申請はPCまたはスマホでできます。ただし、マイナンバーカード(のICチップに記録されている情報)を読むため、ICカードリーダーが必要です。 PCで申請をしたかったのですが、マイナンバーカードの読み取りに対応したICカードリーダーは、私が準備を始めた4月下旬、非常に品薄になっており、 平時であればオンラインショップで2,500円程度で入手できるところ、8,000円を超える価格でないと入手できない、という状況でした。 この辺りが最初のドキドキポイントです。この時期マスクが容易に手に入らない、という状況にはもはや慣れてしまっていましたが、 ICカードリーダーが手に入らない、ということには驚きました。 これについては、スマホでもマイナンバーカードの読み取りに対応している機種であれば申請が行えるとのことで、私の使っているiPhone8は対応機種だったので、 ICカードリーダの入手はあきらめることにしました。余談ですが、私が勤務している会社にはマイナンバーカードの読み取りに対応したICカードリーダーが ゴロゴロあります。ただ、4月以降、在宅勤務指示が会社から出され、真にやむない場合以外は出社できない状況でしたので、 ICカードリーダーを会社から借りる、という選択肢もあきらめました(そもそも社用のものを私用で使ってはいけないので、選択肢として不適切ですが...)。

  • マイナポータルAP : マイナンバーカードの情報を読み取るのに必要なアプリです。PC(Win/Mac)用、iPhone用、Android用があります。 「AP」ってなんでしょうね。アプリのことでしょうか。「アクセス用プログラム」の略とかでしょうか。ちょっとドキドキします。 私はiPhoneで申請することにしたので、App Storeからアプリをダウンロードして準備しました。

  • マイナンバーカード受取時に設定した暗証番号 : コレ、だいぶドキドキしました。 結論としては、マイナンバーカード発行時に設定したものをちゃんと記憶していたので、準備はできていたのですが、、 総務省の説明サイトの説明文には 署名用電子証明書の暗証番号です。英数字6〜16桁のものです。 とあります。 英数字6〜16桁の暗証番号番号?? 番号で6~16桁のものなんて設定したかしら・・・。パスワードなら設定した記憶が あるけれど・・・。ハイ。私が「パスワード」だと認識していたものが「署名用電子証明書の暗証番号」でした。 なんというか、「マイナンバーカード」がカタカナなのですから、「署名用電子証明書の暗証番号」も、 「署名用電子証明書のパスワード」として欲しいです。総務省の説明サイトでは「『暗証番号』という記載に表記揺れをおこさない」という強い意志すら 感じられましたが、この「番号」という書き方に混乱したのは私だけではないと思います。。

  • 振込先口座の確認書類 : これは、銀行の通帳スキャンしてpdf化したものを準備しました。 実際の申請をして分かったこととしては、jpgなどの形式でもよいとのことだったので、スマホで申請するなら、銀行のキャッシュカードを写真撮影するのが 手軽でよいと思います。

申請手順

総務省の説明サイトに、申請手順の動画 が5月1日より公開されています。 事前に動画を見ました。丁寧に説明してくれていて、これなら私も大丈夫そうです。こうした利用者に寄り添った取り組みはすばらしいなぁ、と思いました。 (5/14 追記) 申請手順の動画の新ver が公開されました。 なんと再生時間が1.5倍にボリュームアップして、更に分かりやすくなっています。下で記載した私のドキドキのいくつかも、 新verではあらかじめ説明してくれています。

いざ申請

申請可能日を心待ちにしていたものの、大阪市の申請が可能になったのを知ったのは、5月11日当日の昼休み中でした。 早速申請したい気持ちに駆られますが、仕事中なので我慢。。夜中、日付の変わることろに準備したものを揃えて申請に挑みました。 私たち家族にとって大切な申請です。失敗は許されない、とドキドキが高まります。

  1. マイナポータルアプリを起動し、「ぴったりサービス」を選択します。 すると、 アプリからブラウザ(Safari)に切り替わり、ぴったりサービスのページが表示されました。 説明動画では、アプリからブラウザに切り替わるシーンが省かれているので、ドキッとしました。

  2. ぴったりサービスのページで居住地域を選択します。都道府県と市町村を選択するのですが、郵便番号を入力すると、 そこから都道府県と市町村を入力してくれるので、そちらを使いました。素敵なインターフェースです。

  3. 検索方法を選びます。私は検索がしたいわけではなくて、特別定額給付金の申請がしたかったので、 「検索」という言葉が気になりましたが、わかりやすい場所に「特別定額給付金」と赤字で書いてあるので、 そのチェックボックスをチェックします。すると、「この条件でさがす」というボタンが現れます。 ボタンを押す前に他の項目も見てみると、色々な項目があり、マイナンバーカードの用途を広げていこう、という意気込みが伝わってきます。 なるほど、それで「検索」なのですね。ほとんどがグレーアウト状態 ですが、早期の充実に期待したいところです。

  4. さきほど出てきた「この条件でさがす」ボタンをタップします。 すると、「特別定額給付金」が1件ヒットします。項目を名指しして検索したので1件ヒットするのは当然ですね。 2件以上ヒットしたらびっくりしてしまいます。ちなみに、オンラインで申請が開始されていない地域の場合は 「0件ヒット」ではなく、1件ヒットして、「準備中」と表示されます。自分の住んでいる地域に給付金がないのか?という 無用の心配をしなくてよい、素晴らしい配慮だと思います。

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    申請準備中の市町村の場合

  5. 表示されている、「特別定額給付金」にチェックをし、「申請する」をタップします。 するとなにやら警告ダイアログが出てきます。ドキッとしました。事前に見た説明動画にはそんなダイアログが出てきていなかったので、 なにかミスをしてしまったのでしょうか?

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    突然画面を覆い尽くす黒いダイアログ
    落ち着いてメッセージを読んでみると、「電子署名必要な手続きが選択されています~(中略)~ 申請に進んでもよろしいですか。」とあります。私はiPhoneをダークモードで使用していますが、 明るい色を基調としたぴったりサービスのサイトで、いきなり真っ黒なダイアログが画面を埋め尽くすのは心臓に悪いです。。

  6. 気を取り直して、警告画面で「OK」を選択します。 すると、「申請方法の確認」というページが表示されます。あれ?この画面は説明動画にはなかったはずですが。 実はこの画面、5. の画面で「手続き詳細はこちら」というリンクをタップしていた場合、別の遷移となり、表示されません。 なるほど、全ての遷移を動画で紹介するわけにもいきませんものね。動画編集の方が苦渋の決断でこのページ部分をカットしたのでしょう。

  7. 申請方法の確認ページを読んでいきます。途中、iPhoneの表示領域を右に突き抜けている表があるので、スライドして読んでいきます。 「次へ進む」をタップする前に、スライドした部分を元に戻すべく、左から右にスワイプします。 すると、ブラウザのジェスチャー操作が反応して、前のページに戻ってしまいました。なんたること。失敗の許されない申請なのに・・・!

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    行きはよいよい帰りは怖い
    自分の軽率な操作を反省しつつ、再度6. の画面から黒いダイアログを経て7に戻り、今度こそ「次へ進む」をタップしました。

  8. 電子署名付与の動作環境をチェックしていきます。STEP1、「OSの機種・バージョン」:「対応しています」。 STEP2、「ブラウザの種類・バージョン」:「対応しています」。自動で環境チェックを行ってくれているようです。素晴らしい。 STEP3、「マイナポータルAPがインストールされているか」:「インストールされています」に チェックがされていません。 え、、先にアプリはインストール完了しているはずですが・・・。ドキドキしながら一旦ブラウザを閉じ、ホーム画面にマイナポータルAPが インストールされていることを確認して、またブラウザに戻ります。やはりチェックはされていません。

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    何でもかんでもは自動化できません
    ここで画面をよく見ると、、STEP1、STEP2には「自動チェック」と書いてありますが、STEP3以降には「自動チェック」と書いてありません。 説明動画を見返すと、「対応機種など動作環境を『チェックしてください』」と言っています。早とちりした私がいけません。 このページの上の方に、「あなたの利用しているパソコン、スマートフォン環境が、電子署名を付与できるか『確認します』」と書いてありますが、 主語はこのページではなく、見ている私、ということなんですね。。ちょっと釈然としないドキドキを覚えつつ、 STEP4の「マイナンバーカードを持っていること」と、「署名用電子証明書の暗証番号(パスワード)を覚えていて、ロックされていないこと」に チェックをして、「次へすすむ」をタップしました。手続きを行う中で、ここで初めて「パスワード」という表現が出てきました。 「やっぱり『パスワード』でいいんじゃん!」と夜中に叫び声を上げてしまいましたが、きっと総務省のサイトでは「パスワード」と記載できない 深い事情があるのだと思います。
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    個人的に今回の申請で一番困惑した部分

  9. ご連絡先の入力画面で、メールアドレス、電話番号を入力します。ドキドキポイントです。
    ・画面には、「メールアドレス、電話番号のいずれかを入力してください」と書いてあります。
    ・説明動画では、「メールアドレスと電話番号を入力してください」と言っています。
    ・入力フォームは、両方同時に入力できる構成です。
    「いずれか」なのか「両方」なのか、間違えるわけにはいかない、というプレッシャーで1分ほど固まりましたが、 勇気を出して「メールアドレスのみ」を入力して、「次へすすむ」をタップしました。 ちなみに、どのみち次の画面で電話番号を入力するので、この段階で両方入力しておくのが良いと、後から分かりました。

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    片方だけでも、両方でも、先に進めます

  10. 申請者情報の入力画面で、自分の情報を入力していきます。マイナンバーカードを使うと、一部項目を自動入力してくれるとのことです。 万が一にも入力内容を間違ってはいけないので、「マイナンバーカードを読み取り」ボタンを押します。この、マイナンバーカードを使って 入力のための情報を読み取る手順については、説明動画では省略されていて、一瞬で情報が入力されています。 この記事では、ドキドキポイントがあったため、省略せずに記載していきます。

  11. マイナンバーカードの読み取り画面が表示されます。注意事項が書いてあるので読んでいきます。 「iPhoneをお使いの方は、カード読み取り後。『マイナポータルAP』のトップ画面が表示されますが、その場合、 画面左上の『◀safari』をクリックしてください。(『ぴったりサービス』をクリックしないでください。)」 と書いてあります。そうですか。分かりました。でも、「マイナポータルAP」と「ぴったりサービス」と「Safari」の違いというか 役割というかを意識していないと「何を言っているのか分からん!」となったりしないでしょうか。 私もこの文章を本当に正しく理解できているか心配でドキドキしました。

  12. 起動したマイナポータルAPに「券面事項入力補助用パスワードを入力してください」と表示されています。パスワード。 そして入力欄には、「数字4桁」と書いてあります。ドキドキが止まりません。確かにマイナンバーカード発行の際、 数字4桁の暗証番号を設定しました。でも要求されているのはパスワード。非常に悩ましいのですが、 入力欄に数字しか入力できないので、おとなしく4桁の暗証番号を入力して「次へ」を押します。 無事に進んだので暗証番号で合っているようです。

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    「PINなんだよ結局!」という割り切りが必要でしょうか。。

  13. マイナンバーカードの読み取り画面です。いよいよマイナンバーカードの情報をスマホで読み取ります。 アプリの画面上部には、読み取り方法を示す動画が映り、読み取り手順を示してくれています。しかし画面の下部に 目をやったとき、私のドキドキは加速します。なんと、画面の両端が欠けている・・・!

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    わざと拡大したわけではないですよ

  14. さて、ドキドキは加速したものの、私はこの事象の原因に思い当たる節があったので、ひとまず落ち着きを取り戻しました。 私は目が悪いため、iPhone8の「拡大表示」を使用しています。これは、文字サイズやアイコン、ボタンといった要素を 全体的にひとまわり大きく表示してくれる機能です。1画面の表示情報量は減りますが、 私にとっては画面がみやすくなるため、愛用している機能です。iPhoneX以降「拡大表示」がなくなってしまったので、非常に残念です。 iPhoneSE(第2世代)では復活しているか気になるところです。

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    通常表示と拡大表示
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    拡大表示では割と重要な情報が見えません。。
    話が脱線しましたが、「画面が欠けていてもマイナンバーの読み取りには支障はない」と判断して、 マイナンバーカードにiPhoneをかざします。「かざす」というより、「くっつける」という表現が適切かもしれません。 2~3秒ほど待つと、マイナンバーカードの読み取りに成功したメッセージがアプリに表示されました。

  15. アプリの左上の「◀safari」をタップします。なんでしょう、指示通りに操作するのですが、アプリの機能というよりOSの機能で 遷移する、というところにもやもやを感じます。とはいえ、戻ったSafariの画面には、ちゃんと情報が入力されていましたので、 気を取り直して進めることにします。

  16. 10.の画面に戻ってきているので、空欄になっている情報を入力していきます。マイナンバーカードから読み取れなかった情報を入力する、 ということで、氏名(フリガナ)、郵便番号、申請者電話番号が空欄になっています。 なんと、申請者電話番号については、9.の画面で入力していればそれを記憶してくれていて、「申請者電話番号にコピー」ボタンを タップすることで入力をしてくれます。やさしさに感動です。でも、私は電話番号を入力していなかったので、 ここでおとなしく入力欄に入力します。そして、郵便番号については、2.の画面で入力していたはずですが、 こちらは記憶してくれていないようでした。郵便番号は必須項目に指定されているので、 どちらかといえば郵便番号を記憶しておいて欲しかったです。。 また、メールアドレスについては9.の画面で入力したものがテキスト表示されていて、修正する場合は一度9.の画面に戻るように 記載されています。同じものを2度入力させないやさしさ、良いですね。郵便番号は2度入力しましたが・・・。

  17. 申請情報の入力画面が表示されます。この画面では給付対象者と受取口座情報を入力していきます。 自分自身の情報はこれまでの入力を引き継いでくれているので、給付対象者の欄には私の家族の情報を入力しました。 入力できる給付対象者は自分自身を含めて10人まで。11人以上の家族の場合はどうするんだろうと思いましたが、 「複数回申請する」という使い方を想定しているそうです。 さて、次に給付対象者入力欄の下には、「給付金額合計」という入力欄があります。そして、入力欄なのですが、 「入力しないでください」という注意書きがあります。金額は自動計算、とのことです。それはそうですね。 計算を間違えてしまったり故意に高い金額で申し込んでしまっては、制度が成り立たなくなってしまいます。 では、何故わざわざ入力できるようになっているのでしょうか。答えがわからずドキドキします。

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    全角文字だって入力できちゃいます
    そして、その下には受取口座情報を入力する欄があります。私は銀行を指定しました。通帳を見ながら入力したので迷いませんでしたが、 支店コードはなくても良いんじゃないかな、と思いました。

  18. 入力内容の確認画面が表示されます。入力内容に間違いがないか確認します。 「申請者情報」と「申請1(特別定額給付金)情報」と「給付対象者情報」のところに都合3度も私の名前が出てきましたが、 それぞれが別名義になる可能性もあるのだろうと想像し、目を皿にして全部確認しました。 給付金額合計は、しっかりと10万円×申請人数が自動計算されていました。 そして、「次へすすむ」ボタンがあるのですが、ここで画面をスクロールしていくと、「入力内容を保存」という ボタンがあるのに気がつきました。せっかく入力した内容です。セッションタイムアウトなどで消えてしまったら 大変なので、入力内容を保存することにし、こちらのボタンをタップしました。 もし、万が一、この記事を見ながら入力を進めている方がいたら、このボタンを押さないほうが良いです。 次に記載しますが、二度手間になる可能性があります。このあたりの手順は、説明動画でも触れられていません。

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    実は一つ前の入力画面からありました

  19. 入力内容の保存画面が表示されます。これまで入力した申請データをダウンロードするか、登録アドレスに送信するか、 選択できます。念の為、両方のボタンをタップしました。これで申請データの保存は万全です。もし登録メールアドレスを 間違えていたら、他人様に私の個人情報が届く可能性があるのですが、今回はそんなことはなかったと思います。 さて、画面をさらに下にスクロールすると、「戻る」ボタンと「ぴったりサービス トップページへ」というボタンがあります。 後者をタップすると再申請となり、「申請再開」メニューから説明動画にはない手順を行う必要が出てくるので、 「戻る」ボタンをタップすることを勧めます。私は再申請ができるのか気になって仕方がなかったので、 「ぴったりサービス トップページヘ」をタップしてしまいました。そこから再び18.まで戻ってくる手順は、省略させていただきます。。

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    申請を継続したい場合は「戻る」が正解ですよ

  20. 18.の画面の「次へすすむ」をタップすると、添付書類の登録画面が表示されます。 注意事項をよく読みます。登録できるファイルの形式が記載してあります。私はpdfで通帳のコピーを準備していましたが・・・、 ありました。pdfファイル、登録できるようです。ただ、jpgファイルも登録できると、ここで初めて知りました。 説明動画の画面を凝視していればどの種類のファイルが登録できるのかわかるのですが、 動画では表示がする~~っと流れていってしまうので、普通に動画を見ただけで登録できるファイルの種類を理解できる人は、 ある種の特殊能力を持っている方だけのように思いました。 あとは、対応形式にMS Officeのファイルが含まれいるのにドキッとしましたが、おそらくこれは、 今後様々なオンライン申請に対応したときのことを見越して、共通的に準備した登録画面なのでしょうね。 さて、ここでは「ファイルを選択」ボタンをタップします。

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    txtで「Web通帳のページのコピペです」と登録しても、正しいと信じてもらえるのでしょうか・・・

  21. ファイルを選択する画面が出てきます。これは、説明動画には出てこないのですが、 申請画面から遷移できる説明書に詳しく手順が書いてあります。 まず、「写真を撮る」、「フォトライブラリ」、「ブラウズ」の選択です。

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    キャッシュカードの写真を撮るのが簡単そうです
    私はpdfを登録するために「ブラウズ」を選択しようとしたのですが、 ここでふと、通帳のコピーをしたpdfファイルはPCにあったことを思い出しました。準備不足です。。 一旦スマホから離れ、PCの中にある通帳のコピーをスマホのメールアドレスに送信、再びスマホに戻ります。 メールはWebブラウザで受信できるので、Safariで新しいタブを開き、メールを確認し、通帳のコピーをしたpdfをスマホに保存します。 そしてあらためて、「ぴったりサービス」のタブに戻り、ファイルを選択する画面から「ブラウズ」を選択し、 先程ダウンロードしておいたpdfを指定します。登録が完了したことを確認し、「次へすすむ」をタップします。

  22. 添付書類の確認画面が表示されます。内容を確認していきます。 登録した書類に添付した先程のpdfのリンクがあるので、それをタップして、確かに私の通帳にコピーであることを確認しました。 そして、確認画面を下にスクロールすると、「確認・同意事項」の欄があり、注意事項が記載されいます。 更に下にスクロールすると、「以上を確認・同意し、次へ」というボタンがあります。 私はこの画面は添付書類の確認画面だと思っていたのですが、いつの間にか同意画面も兼ねていたようです。ドキッとしました。 ともあれ、内容に同意し、次の画面へ進みます。

  23. 電子署名の付与画面が表示されます。 ここでも注意事項を読んでいきます。「英数字6~16ケタの暗証番号(パスワード)」が必要な旨が記載してあります。 この画面にも「パスワード」という表記がありました。どうやら総務省の説明サイトと違って、「ぴったりサービス」の方は 比較的記述ルールがおおらかなようです。 「5回間違えるとロック」「解除には窓口での手続きが必要」と書いてあります。ゴールデンウィーク明け、5月7日のニュースで、 ロック解除の人で窓口が大混雑、と報道されていたので、入力ミスをしないよう、ドキドキしながら「電子署名を付与する」ボタンをタップします。

  24. マイナポータルAPに遷移し、マイナポータルAPの電子署名の付与画面が表示されます。ここも表記は「パスワード」・・・。 マイナポータルAPでは、「パスワード」で統一されているようです。表記にこだわりすぎるな、ということなのでしょうか。。

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    ここは『パスワード』がしっくりきます

  25. マイナンバーカードの読み取り画面が表示されます。また両端が欠けているのですが、 今度は事態を予測できたのでドキドキせずに済みました。
    読み取りに成功すると、マイナポータルAPのトップ画面に戻ります。 「ぴったりサービス」を押すのをぐっと我慢して「◀Safari」をタップします。

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    タップする場所はこちら

  26. Safariに遷移しました。表示されているのは、ぴったりサービスの電子署名の付与画面、、ではなく、さっきpdfを受信した メールの画面でした。確かに、途中でタブを追加したのでそのような挙動になるのもうなずけます。私はうなずけるのですが、 うなずけない人もいるんじゃないかなぁ、、と心配でドキドキしながら、メール画面のタブを閉じました。 ぴったりサービスの電子署名の付与画面が表示されました。

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    ぴったりサービスの手前にメール画面

  27. 電子署名の付与画面に「カードの読み取りに失敗しました。通信状態を確認し、再度実行してください。」と表示されています。 失敗・・・!一気にドキドキが高まります。でも、通信環境は悪くありません。画面遷移を間違ってしまったのが悪いのです。 説明動画では途中でSafariのタブを追加してメールを受信することなどありませんでしたので、余計なことをしてしまった私が悪いのでしょう。。

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    マイナポータルAPでは読み取り成功したのですが・・・
    泣く泣く、ぴったりサービス意外のタブが全て閉じてあることを確認して、23.からやり直します。今度はSafariに戻ってきた際、 ちゃんと署名が付与されたようでした。「署名が付与されました」とは表示されなかったので、実際のところは判断できませんが・・・。
    (5/14 追記: 説明動画新verでは「申請を始める前にSafariのタブはあらかじめ全て閉じてください」と言ってくれるようになりました。 私のような悲しい目にあってしまった人が他にもいたということでしょうか。。)

  28. 送信を実行画面が表示されています。下にスクロールすると「送信する」ボタンがあります。いよいよ最後の一手です。長かったです。 ボタンの上にある「申請様式の控えおよび申請完了後の申請データを登録アドレスに送信する」にチェックがあることを確認して、 「送信する」をタップします。

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    タップすると手続き完了。完了画面は撮影し忘れましたが、二重申請で自治体様にご迷惑をおかけしたくないのでやり直しはしません

  29. 手続完了です。登録アドレスに申請控えのメールが来ていることを確認して、ほっと一息つきました。

申請完了の確認

控えメールの内容がまた、一筋縄ではいかなかったのですが、それは後日追記したいと思います。
(5/19 追記: 別の記事 として追記しました。)

おわりに

日々混乱が続く中、制度を作ってくれた方々、実際の申請手順を決めてくれた方々、オンラインシステムを実現してくれた方々などへ、 感謝の念が絶えません。また、このシステムにより申請されたデータは、各自治体にて目視で不備や重複がないか確認の上、 給付金が給付がされるとのことで、自治体の方々の大変さを想像しつつ、これもまた感謝の念が絶えません。申請中はドキドキしっぱなしでしたが、 私の提出したデータは最終的には不備が無いようにしているつもりですので、自治体の方々の余計な負荷になっていないことを願ってやみません。

どうやら5月14日ごろのニュースを見ると、自治体では郵送申請の方が扱いやすく、結果支給も早いかもしれないとのことで、 まだ申請をしていない方は郵送申請をするのが良いのでしょうね。

蛇足

ドキドキの正体は何なのでしょう。考えていたらふと「氷菓(漫画版)」が頭に浮かんだので、 Blogらしく(?)、リンクを貼っておきます。「私、気になります。」

アフィリエイトをしていませんので、このリンクから万が一購入があっても、私にはなんの利益もありませんが・・・。