大阪市にて、マイナンバーカードとスマホで特別特定給付金を申込んだ体験記の続報2

はじめに

前々回の記事前回の記事で、 特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関連)の申請をオンラインで行った体験を書きました。 その後、郵送申請書が届いたので、メモをしておきます。

郵送申請書

郵送申請書そのものの前に、大阪市では今回の特別定額給付金について、市のウェブサイトに 説明ページがあります。 ここに関連情報がまとまっており、 郵送申請の情報もあります。 今回はその情報の範囲を超えないのですが、自身の体験、ということで記載しておきます。

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5月25日頃、我が家にも郵送申請書が届きました。 送付用封筒の中に入っていたのは以下3点、とてもシンプルです。

  • 特別定額給付金申請書
  • 返信用封筒
  • 申請手続きのご案内(A3両面、カラー印刷)

送付用封筒含め、いずれも高級感のある紙質で、「お金を掛けるかけているなぁ」というのが正直な感想です。 総務省のサイトによれば、 今回の事業費用は

・給付事業費 12兆7,344億14百万円
・事務費 1,458億79百万円

とのことです。上段は日本の人口×10万円の給付用資金として、下段の「事務費」にはどこまでの費用が含まれているのか気になります。 封筒、申請書などの材料費、何より、それらを作成したり給付手続きを行ったりする方々の人件費について、 各自治体の費用が含まれているのかが気になりました。(含まれていないのだろうな、、と思います)

さて、私はオンライン申請を行い、それなりに大変な思いをしましたので、 郵送申請の場合の大変さはどうか、という点を、想像にはなりますが、申請書類一式を見ながら考えたいと思います。

まず、届いた申請書類一式が3点、というのには非常に感動しました。 3点というのは正直少ない部類だと思います。気にかけることが少ないということはそれだけで心が軽くなります。

そして、「申請手続きのご案内」が、カラーで、かつ読みやすい、という点も見落とせません。 普段のお役所系の申請手続きの案内は、正直「制度をただただ説明している」「読み手の立場に立っていない」文章が多かったので、 今回の書類からは、なにか格別な気合を感じました。

肝心の「特別定額給付金申請書」です。 記載すべき場所は大雑把に4箇所

  • 申請日
  • 申請者署名(あるいは押印)
  • 申請者電話番号
  • 振込先金融機関情報

です。 申請者氏名や給付対象者の情報、給付予定金額などはあらかじめ印字されており、確認するだけです。 オンライン申請では諸々自分で入力したので、随分と楽だな、という印象です。 記入箇所が少なければ間違いが起きにくいので、とても良いと思いました。 加えて大阪市では記入の仕方の動画まで用意してくれています。

この動画に関しては、「読み上げ」がついていて欲しかったな、という印象です。。

さて、さらに「返信用封筒」について、 返信先が印字されているのは当然として、切手がいらない(料金受取人払郵便)ようになっているのが好印象です。 まぁ、突き詰めると切手代も税金からの捻出でしょうから、結局自分で負担しているわけですが、 申請する手間を減らすという意味ではとても良いと思いました。

全体を通じて、これなら10分もあれば申請書を完成することができそうだったので、 オンライン申請より「大変さはない」「ドキドキを感じずにすむ」という印象でした。

おわりに

私の住んでいる大阪市も、不備や二重申請が多く発生しているという理由で6/10をもって、 オンライン申請を停止することとなりました。 記事で記載したとおり、今回の特別定額給付金に関して言うと、オンライン申請より郵送申請の方が、 申請する側も、給付する側ともに手間が少なく良い、という結論ですが、 いずれオンライン申請の方が、申請する側、給付する(というか諸々申請を受けて手続きをする)側にとって、 負担の少ない世の中になることを願っています。